テレビの歌番組は以前と比べるとかなり少なくなりました。当然、大人の世代が好きな歌謡曲や演歌を楽しむ番組も数えるほどしかありません。そんな状況の中で、まさに中高年層をメインターゲットとして根強い人気を保っているのが、『NHK歌謡コンサート』です。
この番組は1993年4月から放送を開始し、2007年7月には600回目の放送を行なった、まさしく名物歌番組です。番組初期の1年間は収録、その後は生放送と形式は変わりましたが、NHKホールからの公開放送(地方からの場合もあり)という基本部分は一貫しています。これは、大晦日の『NHK紅白歌合戦』のためのスタッフの訓練という意味合いもあるとのことです。
毎回テーマを設定し、それに合う曲や歌手が登場する、という形をとっています。基本的には歌謡曲や演歌で構成されていて、そのジャンルの歌手が登場します。ベテラン歌手はもちろんですが、新人や若手歌手を売り出しの意味も込めて出演させることもよくあります。また、その回のテーマに関係するタレントがゲストとして登場することもあります。
2011年現在、日本全国で視聴できる歌謡曲・演歌系の歌番組はこの番組だけとのことで、実に貴重な番組と言えるでしょう。